原因不明の水漏れ 事例

原因不明の水漏れ事例

築年数も20年を超えると色々な故障が起こり得ます。その中でも多いのが水漏れ。

蛇口の水漏れやトイレの水漏れなど、床上で起こる水漏れならば比較的簡単な作業で終わる事も多々あります。しかし何処からの水漏れか解らない不明漏水に関しては原因特定に大変時間がかかります。

今回の現場は二階建てアパートの一階天井から水漏れがあると入居者からご連絡。

訪問した時は水漏れは治まっていたものの、昨日の夜は2~3時間ほど天井から雨漏れのようにポタポタと滴っていたそうです。漏水時間からしても大量に感じます。また天井のクロスにカビが生えているところから、前々から天井裏で少量なり水漏れがあった感じを受けました。

とにかく漏水個所を特定しなければならないのですが、一階の天井裏を確認しても配管からの水漏れは見られません。となるといよいよ二階の部屋の調査も必要となります。

特定にはまず給水か排水かを特定する必要がありますが、点検したところ給水(飲める水)からの水漏れではなく、排水と判明。

今度は排水箇所の特定です。位置からするとお風呂が近くにあるため、浴室内の蛇口から水を流したり、シャワーで水を流してみるものの水漏れは起こらず、、、。他箇所キッチン、洗面、洗濯、トイレを流してみても水漏れは起こりまりません。困った・・・

こういった時にヒントになるのがお客様からの話が原因特定のカギとなります。

話を整理します。

一階では、
・水漏れは昨夜23時頃から2時間ほど。
・前々から天井がカビっぽい
・現在水漏れは治まっている

二階では
・昨日の23時頃に入浴。
・洗濯はいつも午前中に行う。
・特に昨夜水をこぼしたわけでもない。

話から察するにやはりお風呂の排水が濃厚。しかしさっき十分に水を流したところ水漏れは起こりませんでした。今度は浴槽に水を張って大量の水を一気に流してみたところ、ようやく水漏れが勃発。場所の特定はなんとか成功。

浴室前の床を開口し床下配管を確認したところ、濡れた排水管を目視。しかし違和感。やたらとシリコンが塗ってあります。シリコンを剥がしていくと排水管上部に穴が!どうやら新設時の施工で穴をあけてしまったようですがシリコンで補修したといったところでしょう。

今回の原因としては
・年数によって穴を塞いでいたコーキングが剥がれてきた。
・管の上部に穴がある事で大量の水を流さない限り管内が満水にならず水漏れが起こらなかった。
という事があげられます。

何処から起こっているか解らない水漏れも、いざ蓋を開けてみれば些細な事が原因な場合も多くあります。

しかし原因特定には多くの経験や知識が必要とされます。

最近は戸建てでも二世帯住宅などで二階に浴室や水回りのある建物も多く、比例して今回のような水回りのトラブルも増えてきます。

長年原因不明の水漏れやつまり等で頭を悩まして見える方、一度ご相談ください。

まずはお気軽にお電話ください。
水回りのトラブルの点検や修理は、
三河水道メンテナンスにお任せください。

三河水道メンテナンス
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